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囲碁の雑学クイズ その2


問20 2015年3月までの半年間放映されていた、NHKの朝の連続テレビ小説「まっさん」の主人公のモデルであるニッカウィスキーの創設者竹鶴正孝氏は、囲碁が好きだったそうです。何段だったでしょうか。

 

 

答20 五段です。北海道余市町のニッカウィスキー工場の中にある旧竹鶴邸の中の展示に書かれていました。2015年5月に余市に行きましたが、ウィスキーに多くの種類があることに驚きました。竹鶴ブランドや余市ブランドの多くは売り切れており、テレビの力が大きいこともわかりました。

 

 

問19 毎週朝日新聞土曜日のbe版に掲載されている「呉座勇一の交流の歴史学」で、2015年5月9日号のタイトルは「囲碁・双六は○○の一種」でした。○○にはどんな言葉が入るでしょうか。

 

 

答19 「賭博」です。中世の遊戯の中の典型として、囲碁と双六のことが述べられており、「鳥獣戯画」にも囲碁が描かれているそうです。奥州の源義経を庇護した藤原秀衡の館跡からも双六の駒や碁石が出土しています。大人がこれらに夢中になるのは、賭博の要素があったからで、兼好法師の「徒然草」にも囲碁・双六にのめりこむ人を罰当たりと批判する僧侶が登場するそうです。最後に、”傍目八目というが、今も昔も、囲碁の見物人が勝負に口出しすると、ロクなことにならないようである。”で結んでいます。お互いに気負つけましょう。

 

 

問18 2015年春の叙勲で、旭日中綬賞を受けたプロ棋士がいます。誰でしょうか。

 

 

答18 大竹英雄さん(72)です。4月29日の朝日新聞朝刊には、二人の日本弁護士会の副会長に挟まれて名前が載っていました。もう少し歳をとっておられているものと思っていました。失礼しました。

 

 

問17 「学生ハマる囲碁授業」というタイトルで、大学をはじめ、小学校までプロ棋士が派遣されて授業が行われていることが、2015年4月23日の朝日新聞夕刊に出ていました。その中で、今年度何校の大学に派遣されるでしょうか。

 

 

答17 21校です。2005年の東京大学が先駆けで、5年後には早稲田大、慶応大が続き、今年度東京学芸大学が加わって21校となりました。日本棋院は、今年度25校での実施を目指しています。

 

 

問16 あるプロ棋士が2015年4月22日に、七大タイトル戦史上最速記録のプロ入り6年0か月で十段を奪取しました。それは誰でしょうか。

 

 

答16 伊田篤史八段(21)です。第53期十段戦五番勝負で、高尾紳路(38)十段から3勝2敗で奪取したものです。2009年日本棋院中部総本部のプロ棋士となり、四冠の井山名人(25)を追う筆頭格とされています。それまでは、柳時熏九段(43)が1994年に天元を獲得した6年8か月でした。4月23日の朝日新聞朝刊に出ていました。

 

 

問15 2015年4月から5月にかけて、洪奭義(ホンソッギ)アマ名人がプロ入りをかけてプロ棋士に挑みます。何という制度でしょうか。

 

 

答15 「研修棋士制度」です。プロと最大3戦して2勝すればプロ棋士の初段となれます。4月15日の朝日新聞朝刊に出ていました。なお5月12日「試験碁」に合格し、無事プロ入りを決めました。

6月20日の朝日新聞朝刊に、洪さんから届いた「退位願」を、朝日アマチュア囲碁名人戦を主催する朝日新聞社と日本棋院が認めた、ことが報じられていました。これでアマ名人が空位となったことから、7月19,20日に行われた第10回アマチュア囲碁名人戦の優勝者の大表拓都(19)さんがアマ名人となりました。

 

 

問14 2015年3月17日、囲碁のコンピュータプログラムがプロ棋士に挑む第3回囲碁電聖戦が行われました。四子局はプロの趙治勲が破れましたが、三子局ではどうだったでしょうか。

 

 

答14 三子局はプロ棋士の完勝でした。プログラムは、三子局は第8回UEC杯コンピュータ囲碁大会で優勝の「クレージーストーン」、四子局は準優勝の「ドルバルム」でした。朝日新聞の4月9日の夕刊に書かれていました。

 

 

問13 「昭和の棋聖」とうたわれ、昨年11月100歳で亡くなられた呉清源九段を「送る会」が、2015年4月5日、日本棋院で行われました。その時参列者は「献石」を行いました。どのような方法だったでしょうか。

 

 

答13 祭壇の前に置かれた碁 盤に碁石を一つずつ置いて、別れを惜しんだそうです。4月6日の朝日新聞朝刊に出ていました。

 

 

問12 朝日新聞には、毎週日曜日(4月から土曜日に変わりますが)に掲載されている「風」の欄がありますが、2015年3月29日号に、『日中韓外相会談 囲碁に学びたい「○」の知恵』とのタイトルで、今後の日中間の関係を囲碁の持つ知恵が求められれいることが述べられていました。○は一文字ですが、何が入るでしょうか。

 

 

答12 「和」です。欧米のゲームでは相手を倒すことや相手の陣地を奪うだけのものが多いが、囲碁は、すべてを独り占めにすることでなく、相手はここまで、自分はここまでと調和とバランスを正確に理解して勝つことができるゲームで、その囲碁の持っている知恵がそれぞれの国に求められている、と結んでいます。なお、「和」は、日本棋院の山城宏副理事長の「囲碁は『和』なんですよ」との言葉に依っています。

 

 

問11 佐伯泰英の長編時代小説に、吉原裏同心シリーズが13巻にわたってありますが、その最後である13巻のタイトルは、囲碁に関係した言葉となっています。それは何でしょうか。

 

 

答11 「布石」です。江戸吉原を舞台に、そこの奉行ともいうべき存在を助ける主人公の用心棒と、江戸の札差等との闘いの小説です。文庫本で約300ページの本ですが、その中に「布石」という言葉は6回出てきました

 

 

問10 女流本因坊の2015年3月19日に行われた第34期女流本因坊戦の最終予選で、杉内寿子八段が長島梢恵二段を黒番2目半で下し、本戦出場を果たし、女流棋戦への本戦出場の世界最年長記録を達成しました。御幾つだったでしょうか。

 

 

答10 杉内寿子は、1927年3月6日生まれの88歳です。15年ぶりに女流本因坊戦本戦に出場することとなりました。法典囲碁クラブの最長老も頑張っています。

 

 

問9 囲碁界には「ブラックホール」という布石があります。どのような布石でしょうか。

 

 

答9 5-十三、7-五、13-十五、15-七に打つ布石です。天元に向かって吸い込まれていくイメージだそうです。最近蘇燿国九段が打っている布石で、張翔九段が命名しました。この布石は5回行われ勝率100%ですが、逆に布石が阻止されると勝率0%です。朝日新聞の2015年3月19日に出ていました。

 

問8 名誉本因坊等、タイトルで「名誉」を名乗ることができるためには、どのような実績が必要でしょうか。

 

 

答8 それぞれのタイトルを5連覇以上の功績によって権利が得られます。2015年3月12日の朝日新聞に、謝依旻が女流名人を8連覇した記事が載っており、その中に書かれていました。謝依旻は「名誉女流名人」と「名誉女流本因坊」の有資格者で、名誉称号の有資格者は女性棋士ではただ一人だそうです。

 

 

問7 劫(こう)とは、本来は中国の故事で、とてつもない時間を表す言葉です。どのくらいの時間の長さでしょうか。

 

 

答7 白い鳥が100年に一度飛んできて、大きな岩で羽根を休める。その時白い翼が岩に触れる。また100年後にやってきて同じことをする。そうしてこの大きな岩が真っ白に染まるまでの時間を『劫』というそうです。これは芥川賞作家の宮本輝の小説「水のかたち」の中に出て来ていました。

 

 

問6 船橋市には26の公民館がありますが、その会館に登録されている囲碁関係のクラブはいくつあるでしょうか。また囲碁関係のクラブがない公民館はいくつあり、どこの公民館だったでしょうか。

 

 

答6 船橋市の社会教育関係団体として登録のある囲碁関係のクラブは全部で36クラブありました。ほとんどが1クラブしかありませんが、東部公民館では5クラブ、薬円台と高根台が3クラブありました。逆に無い公民館は、塚田、坪井の2公民館でした。なお未登録で活動されている囲碁クラブもありますので、詳細は各公民館へ。

 

 

問5 プロのトップとアマのトップが対決する場合、ハンディーはどのくらいに設定されているのでしょうか。

 

 

答5 先番(アマ)6目半コミもらい、でした。朝日新聞の平成27年3月1日の朝刊には、第9回プロ・アマ囲碁名人戦が、2月28日井山名人とアマ名人の洪奭義(ホン・ソッギ)さんとで行われ、井山名人が中押し勝ちで勝ち、これで通算はプロの5勝3敗となったことが載っていました。(第5回は東日本大震災の影響で中止)

 

 

問4 日本の囲碁人口はどのくらいでしょうか。

 

 

答4 日本棋院のホームページでは280万人(平成25年、2013年)だそうです。昭和56年(1981年)の1200万人をピークに年々減り続けています。脳の活性化のためには大変良いと思うのですが。

 

 

問3 平成27年2月25日の朝日新聞の広告に、”井山名人と対局した唯一の囲碁ソフト”で、世界最強として、「銀星囲碁15」が載っていましたが、その棋力はどのくらいと言っているでしょうか。

 

 

答3 ”アマチュア6段強”としています。将棋ソフトがプロを敗れる時代に、囲碁がまだまだなのは、囲碁の深みが感じられます。

 

 

問2 将棋の町としては、山形県天童市が有名ですが、囲碁の町はどこでしょうか。

 

 

答2 神奈川県平塚市と長野県大町市と広島県尾道市因島ではないかと思います。定説はないと思います。 平塚市は、今は亡き木谷実九段が「平塚囲碁道場」を作り、大竹英雄、石田芳夫、武宮正樹、趙治勲、小林光一など多くの門下生を出したことで有名です。市内に「木谷実記念館」が開館されています。

 

大町市は、市を挙げて「アルプス囲碁村計画」を立て、町づくりに取り組んでいます。写真は大町市内に設置されている詰碁のオブジェです。たくさん設置してあるそうです。因島は、江戸末期に活躍した「碁聖・本因坊秀策」の出身地です。

 

 

 

問1 2014年の囲碁棋士の賞金ランキングがまとまったとして、2015年2月17日の朝日新聞夕刊に載っていました。日本棋院の一位はもちろん井川名人ですが、賞金総額はいくらだったでしょうか。

 

 

答1 約1億4千万円でした。昨年の1億6千万円超に及ばなかったものの、4年連続の賞金王でした。2位は河野臨の約4千5百万円でした。女流棋士のトップは、女流名人を獲得した藤沢里菜で、約1千7百万円でした。なお関西棋院のトップは村川王座の約3千4百万円でした。