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囲碁の雑学クイズ その5

問80 毎週夜10時50分からのNHK総合で、「ドキュメント72hours」が放映されていますが、2016年7月8日は「囲碁の魔力に囚(とら)われて」で、ある24時間営業の碁会所の72時間が放映されていました。どこにある碁会所でしょうか。また24時間ではいくらと言っていたでしょうか。

 

 

答80 新宿歌舞伎町の碁会所でした。数十人は入れる規模の碁会所で、24時間営業の碁会所は珍しく、勤め帰りはもちろん、外国人も来ており、食事のメニューも豊富で、まるで居酒屋とも言っていました。1700円で24時間いられるそうです。ホームページによると、「秀策」という碁会所で、場所は西武新宿駅前の西武ビル6階で、碁盤は25面あり、月ぎめ料金は16,000円でした。

 

 

問79 2016年7月1日の毎日新聞朝刊に、井山名人が本因坊のタイトルを防衛し、「永世本因坊」の資格も獲得し、永世称号として「〇〇〇世本因坊」と名乗る権利を得たことが載っていました。井山名人はどうして「永世本因坊」の資格を得たのでしょうか。また”〇〇〇世”は初代本因坊から数えた番号ですが、幾つでしょうか。なおこの記事は毎日新聞しか載っていませんでしたが、どうしてでしょうか。画像は本因坊を防衛し、一夜明けた旅館のところで取られた写真です。毎日新聞のホームページから

 

 

答79 本因坊の位を連続5期または通算10期獲得したものに「永世本因坊」の資格が与えられるもので、井山名人は6月30日連続5期本因坊を獲得しました。引退または60歳を過ぎたら、「二十六世本因坊」を名乗ることができます。また毎日新聞しか載っていないのは、本因坊戦の主催紙が毎日新聞だからだと思います。なお今年60歳となった趙治勲は、10連覇しているので、60歳を待たずに「二十五世本因坊」を名乗っていました。

 

 

問78 2016年6月10日、ある市にある熊野神社が通称「囲碁神社」と命名されました。それはどこにある神社で、なぜそうなったのでしょうか。

 

 

答78 大船渡市にある神社で、囲碁の聖地への一歩として命名されました。碁石のような丸い石が並ぶ名勝、碁石海岸があることからです。また近くに碁石岬もあり、博物館の名称も「世界の椿館・碁石」です。

 同市で6月11日、プロ棋士の対局やファンの交流を楽しむ「囲碁まつり」が開かれ、会場には市民やファン約150人が集まり、震災時に支援を寄せた台湾から招待されたプロ棋士と人気女流棋士万波奈穂三段の対局など、囲碁を一日中堪能していました。

 画像は地理院地図の一部ですが、地図をクリックすると、地理院地図が開きます。

 

 

 

  

問77 2016年6月20日の朝日新聞朝刊に、あるプロ棋士が囲碁界で二人目の「名誉名人」になったことが報じられていました。誰でしょうか。また一人目は誰でしょうか。

 

 

答77 趙治勲九段です。60歳の誕生日を20日に迎えたことにより、規定により「名誉名人」となられました。4年前に「名誉名人」となった小林光一九段に続き二人目です。

「名誉」の称号を得るには、5連覇または通算10期獲得して得られるもので、趙治勲九段は、名人位を5連覇と4連覇を成し遂げています。画像は朝日新聞デジタルから

 

問76 2016年6月17日の千葉日報に、井山棋聖が7冠を達成したことから、16日内閣総理大臣顕彰を受けたことが載っていました。その時井山棋聖は首相に扇子をお返しに送りましたが、扇子には何の文字が書いてあったでしょうか。

 

 

答76 「福」の文字でした。首相は「福を呼び込みたい・・・」と言っていましたが、はたして?なお2016年11月3日、井山は高尾九段に名人位を奪われ、6冠となりました。

 

 

問75 「日本棋院」は囲碁界の中心ですが、ある作家が生前立ち上げた「宇宙棋院」が現在も存続しています。その作家とは誰でしょうか。

 

 

答75 遠藤周作です。昭和58年(1983年)彼が60歳の時、素人囲碁集団として立ち上げました。遠藤周作の没後も続き、遠藤周作が唯一勝てたという作家の黒井千次氏が現在会長となっています。なお横浜に「宇宙棋院」という囲碁サロンがありますが、名前は遠藤氏から頂いたそうです。

 

 

問74 近松門左衛門の歌舞伎に、忠臣蔵を扱った「碁盤太平記大石妻子の別れ」がありますが、その中で碁盤はどのような役割を果たしたでしょうか。

 

 

答74 吉良方の間者であった良助は、大石主税に見つかって切られるが、実は良助は、浅野家家臣萱野三左衛門の息子三平で、このことは大石内蔵助だけが知っており、吉良側に油断させる情報を流す役割を担っていました。そこにあった碁盤は、良助が死ぬ間際に、白黒の石を並べることにより、吉良邸の間取りを教えました。

 

 

問73 日本棋院の月刊誌「碁ワールド」6月号の「各界の愛棋家に聞く」の欄は、東京都港区芝公園にある浄土宗最勝院の住職村田洋一様でした。彼は囲碁が二段くらいだそうですが、囲碁に大切な考え方が3つある、それは仏教の「慈悲の世界」に通じるので身に付けたい、と言っていました。どのようなことを言っていたでしょうか。

 

 

答73 「ギブ・アンド・テイク」、「相手を思う」、「我を出してはいけない」でした。その通りだと思いました。

 

 

問72 2016年4月28日の千葉日報で、この春紫綬褒章を受けた石田芳夫(67)元本因坊の記事が載っていましたが、その中で石田元本因坊は、「囲碁は〇〇〇〇〇から面白い」と言っていました。何といっていたでしょうか。

 

 

答72 「分からない」でした。客観的な答がないこと、答は自分の打ったことしかないこと、なので面白いと思います。石田元本因坊は、1971年に史上最年少で本因坊のタイトルを獲得し、そこから5連覇しています。そこで、60歳で永世称号24世本因坊秀芳を名乗っています。

 

 

問71 井山名人が7冠を達成したことを受け、NHKでは2016年4月25日、2014年1月13日に放映された井山名人の6冠を記念して放映された「プロフェッショナル仕事の流儀」の再放送を行っていました。その中で、井山名人は囲碁を打つ時の信念を一言で言っていました。何と言っていたでしょうか。

 

 

答71 「打ちたい所に打つ」でした。定石にとらわれず、相手の読みを外す打ち方だそうです。皆そうしているのですが、名人と我々とでは、言っている意味が違います。なお2016年11月3日、高尾九段に名人位を奪われ、6冠となりました。

 

 

問70 2016年4月20日、井山裕太名人がついに前人未到の7冠を達成しました。その7冠とは何でしょうか。そのうち最も早く獲得したのは何年の何だったでしょうか。また獲得回数の多いのは何で、最も長く連続して獲得しているのは何でしょうか。

 

 

答70 7冠とは、棋聖、名人、本因坊、王座、天元、碁聖、十段です。最も早く獲得したのは2009年の名人で、史上最年少の20歳でした。獲得回数の多いのは、名人で5期、連続して取っているのは、4期連続の棋聖、本因坊、碁聖の3冠で、この3冠は今後5期連続の可能性があります。それにしてもすごいです。朝日新聞デジタルから

画像をクリックすると、日本棋院の場所の地理院地図が表示されます。

2016年11月3日、高尾九段に名人位を奪われ、6冠となりました。

 

 

  

問69 囲碁が認知症の予防に効果があるとの記事が、仙台に本社のある「河北新報」に載っていました。どのような働きがあると言っていたでしょうか。

 

 

答69 囲碁と脳機能に関する研究では、囲碁を打つと、思考力、注意力、集中力を担う脳の前頭前野や空間認知能力に関する頭頂葉が活発化する働きがあり、このことはよく知られているそうです。今回横浜市の有料老人ホームで認知症の疑いのある人を含む9人で実験した結果、効果があったとしていました。日本棋院のホームページの中にある「日刊囲碁」の2016年4月5日号に掲載されていました。

 

 

問68  2016年3月27日NHKのBSプレミアムで朝8時からの「アナザストーリー」では、朝のテレビ小説「あさがきた」の特集でした。その中で、プロ棋士の井澤秋乃四段は、主人公のモデルである平岡浅子の棋風について、どのように言っていたでしょうか。

 

 

答68 相手の石を取りに行くのではなく、堅実で落ち着いている、無理のない打ち方、損のない打ち方と評価していました。商売と通じるところがあるとナレーションで言っていました。なお腕前については、アマの3,4段クラス(問60の長島梢恵二段と同じ評価)と評価していました。

 

 

問67 2016年3月13日の朝日新聞朝刊の一面に、「囲碁の人工知能 勝ち越し」とのタイトルで、グーグル傘下の英国グーグル・ディープマインド社が開発した「アルファ碁」が、世界で最も強い棋士の一人、韓国の李世ドル(石の下に乙)九段に3連勝して、残り2局を残して勝ち越したことが載っていました。この対局を見た井山名人の感想が、「〇〇〇 人と異なる」とサブタイトルになっていました。〇〇〇にはどんな漢字が入るでしょうか。

 

 

答67 「大局観」です。アルファー碁は大局観、形勢判断という部分がちがうと感じと述べていました。人間だと前に打った手にこだわることもありますが、コンピュータは統計的にどの手が勝ったのかを選び出しているのだと思います。チェス、将棋に続き、「囲碁よ、おまえもか」という気持ちと、DeepZenGo」に期待する気持ちの両方があります。なお2016年3月9日の朝日新聞夕刊の一面には、「人間VS.AI 囲碁頂上決戦」とのタイトルで、この対局が9日から始まるとの記事が出ていました。その中で李九段は勝つ自信を述べていたのですが。最終的にはアルファ碁の4勝1敗でした。

 

 

問 66 2016年3月2日の朝日新聞朝刊に、「ニコニコ動画」などを運営するドワンゴや日本棋院などがタッグを組んで、あることに取り組むことが書かれていました。どのような内容でしょうか。

 

 

答66 プロジェクトの名前は、「DeepZenGo(ディープゼンゴ)プロジェクト」で、先日プロ棋士に勝ったグーグルのAIである「アルファ碁」に対抗できるソフトの開発を行うことでした。現在のコンピュータソフトの実力はアマの六段程度ですが、開発に半年から1年かけて完成させるそうです。なお新聞のタイトルは、『「囲碁AI」 目指せグーグル越え』でした。 

 

 

問65 2016年2月18日のNHKの夜7時のニュースの中ごろで、「ただ今入ったニュースです」で、井山裕太名人について、画像はありませんでしたが放映されました。どのような内容だったのでしょうか。

 

 

答65 井山名人が棋聖戦で山下敬吾九段を破り、棋聖位を防衛したので、3月から始まる伊田篤史十段との戦いで、史上初の7冠への挑戦が決まった、との内容でした。ネットで調べると、棋聖戦で6時57分に山下九段に中押しで勝ち、これで4連勝し、棋聖位を防衛したことが解りました。ニュースの途中でしかも15分後に入るくらい大変なことだと改めて感じました。7冠になることを祈っています。

 

 

問64 2015年賞金・対局料ランキングで1位は6冠となった井山裕太名人で、総額は過去最高だったそうです。いくらだったでしょうか。

 

 

答64 1億7212万円でした。5年連続の1位で、これまでの最高額は、2013年の1億6431万円でした。ひとつのことに秀でることは、すごいことだと感じました。ただプロスポーツに比べれば安いのですが。7冠に早くなると良いのですが。

 

 

問63 2016年2月1日、最年長の74歳で公式戦1,000勝を挙げた棋士がいます。それは誰でしょうか。

 

 

答63 井山名人の師匠として知られる石井邦生九段で、その間603敗1持碁でした。今までは、2011年に71歳で達成した工藤紀夫九段でした。「井山の活躍が刺激になり、井山の碁を勉強したことがプラスになった」と喜びを話していました。2月2日の朝日新聞朝刊に出ていました。

 

 

問62 2016年1月から始まったNHKの大河ドラマ「真田丸」では、1月に放映された第2回と第3回の2回に碁を打つ場面が出ていました。2回とも出ていたのは誰でしょうか。

 

 

答62 第2回は草刈正雄が演じる「真田昌幸」が一人で碁を打つ場面で、第3回は、家臣の高梨内記と碁を打って情報交換をしている場面でした。なお第2回については、日本棋院のホームページに囲碁の場面が放映されると予告が載っていました。碁石もそれらしく並んでいます。3月13日、4月3日の放映でも碁の場面が出てきました。画像をクリックすると、真田氏発祥の地の地理院地図が表示されます。 

 

 

 

問61 2016年1月28日の朝日新聞朝刊に、「人工知能、囲碁もプロに勝利」とのタイトルで、英国グーグル・ディープマインド社が開発した人工知能が,二段の2015年欧州王者に勝利したことが掲載されていました。対戦は5回したのですが、何勝何敗だったでしょうか。

 

 

答61 5戦全勝でした。二段なのでそれほど強いわけではないのですが、今まで3子では日本の八段程度のプロに勝てなかったことから、新聞に載ったものと思われます。